アート芸術, 海外

フランダースの犬で有名なルーベンスの絵を観にアントワープに来ました。

この駅を見に来るだけでも一見の価値があります。近代的な3階建のホームにバロックな装飾が施されています。

アニメ「フランダースの犬」を見て以来、

ネロがあんなにも見たかったアントワープ聖母大聖堂の

ルーベンスの祭壇画がどんなに素晴らしいものなのか観にベルギーのアントワープにやって来ました。
アニメの最終回、貧しさの中で理不尽な事が続き追い込まれ苦しんだネロが最後に天国に召された舞台となった場所です。

アントワープの駅です。
アムスからは新幹線で約1時間、急行で2時間ぐらいで日帰りに丁度よい距離です。

アントワープに到着します。

この駅を見に来るだけでも一見の価値があります。近代的な3階建のホームにバロックな装飾が施されています。

 

時計を近くに見るとアントワープの文字が下に

いよいよ大聖堂に向かいます。

歩くと25分位との事でしたが、我々は

自転車を駅前で借りる事にしました。

これは本当に便利でオススメします。

5分で教会に到着です。想像以上に大きいです。

建築の基本はシンメントリー左右対称なのにこの教会は、なぜ片方だけ高くもう一方は低いかご存知でしょうか?
それは高いところからの火の見櫓の機能を果たす為に死角を作らない理由からです。

中に入ると

ネロ少年が母親のイメージを膨らませいた聖母マリアのルーベンス作品

天使が降りてくる天上の絵です。

天上をアップにしてみると。

いよいよルーベンスの大作の前に来ました。

原作より

「キリストの昇天」と「十字架上のキリスト思ネルロは立ち上り、両手を画の方へさし出しました。感きわまった涙が、そのあおざめた頬にあふれ落ちました。

このルーベンスの大作の前でネロはパトラッシュと息を引き取り天国に召されました。

「見た、ああ僕はとうとう見た。」と、少年は叫びました。「ああ神さま、もうこの上はなんにもいりません。」

アニメには出て来ませんが三部作の最終作。キリストの復活

最後の出口のところに

出口最後のところにある日本人向けステンドグラス。涙をソソルセリフが書かれています。

表に出るとネロとパトラッシュが

教会の前に最近出来たユルイ銅像。なんだかアニメのイメージと違う?(^ω^)
パトラッシュがドナルドダックみたいです。

ユルイ銅像の説明文です。

最後に

子どもの頃に
「フランダースの犬」に感動し涙した人は多いことでしょう。このアニメを観てネロ少年との思いを共有したい方は是非、機会があれば、アントワープに行き実際のルーベンスの大作をご覧になる事を強くオススメします。

アントワープ郊外にあるもう一つのネロとパトラッシュの銅像。こちらの方がアニメのイメージに近いです。