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バイエラー財団美術館(Fondation Beyeler) に行ってきました。

バーゼル街の中心部からトラムで約10分のリーエン(Riehen)にある
バイエラー財団美術館(Fondation Beyeler)に訪れました。

お目当ては5月28日まで開催されている特別展、
「モネ」の個展です。

モネ氏の写真

少しだけこのバイエラー財団のうんちくを述べますと、ピカソの画商でもあり美術コレクターでもあったバイエラー夫妻は、ゴッホ、セザンヌ、ピカソ、ブラック、マティス、ミロ、カンディンスキー、クレー、ピカソ、ロスコ、バゼリッツなど、後期印象派から現代アートまで、巨匠たちの名作の膨大な絵画コレクションを保有していました。

数十枚あるピカソコレクションの一部

しかし、晩年こどもがいなかったことから、これらの非常に貴重で高価なコレクションを財団に委ね、公開することを決定し、現在ではそれらのコレクションが一般向けの美術館として開放されております。

マチス

また、世界的に活躍する有名建築家レンゾ・ピアノがてがけたミュージアム建築も必見です。外につくられた池とガラスから差し込む光が、美しい空間を演出するモネとジャコメッティ作品の展示スペースや、モダンアート作品が映えるシンプルな大型スペースなど、名作の数々と見事に調和しています。

まさにバーゼルが世界に誇るミュージアムとなっています。

日本の橋というタイトル

個人的に画家のモネが好きでパリのマルモッタン等良く行きましたが

今回のイベントのようにこれだけ素晴らしいモネをばかりの多くのコレクションを見たことがありませんでした。

モネは同テーマの絵を10枚ぐらい描いています。わかる人には御馴染みの作品です。

今回のモネ展の作品を一部御紹介

さてこちらは常時展示品の

ジャコメッテイの彫刻。スイス紙幣の一万円札相当になっています。

日本の紙幣には思想家。教育家。政治家。小説家。医者などがいますが、スイスのように彫刻家や芸術家、音楽家が紙幣に乗るような「経済ばかりが優先」ではなく、アートの地位が向上するこころ豊かな時代に将来なって欲しいものです。

コンクルージョン

スイスで生活する前はそれほど美術品には興味がなかったのですがこちらに住み始め芸術と触れ合う機会が多くなると次第にアートに色々と興味が湧くようになりました。

また現在はお気に入りの画家の原画も何枚か購入し、(もちろん投資効果あり?のものばかり)自宅をミュージアムのようにして暮らしたいと思っています。

このバイエラー美術館の規模は、それ程大きくありませんがその宝石のような質の高いコレクションは本当に素晴らしく、アートに興味がありヨーロッパを訪れるなら必見の場所と毎回訪れるたびに感じます。

場所 リーエン方面行きトラム6番で下車徒歩1分。

Baselstrasse 101, 4125 Basel,

金曜日 10時00分~18時00分
土曜日 10時00分~18時00分
日曜日 10時00分~18時00分
月曜日 10時00分~18時00分
火曜日 10時00分~18時00分
水曜日 10時00分~20時00分
木曜日 10時00分~18時00分
 

設立1982年